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チェル
「こんにちは! チェスギャルのチェルだよ! チェスグッズの紹介始めるよ!」

チェイ
「オレはチェスボーイのチェイだ! チェル姉の弟だ! よろしく!」

チェル
「今回紹介するチェスグッズは・・・
洋書「Winning Chess Opening」
だよ!
商品画像のリンク先は「Amazon」だよ!」

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チェスグッズ紹介

チェル
「今回紹介するのは、以前紹介した「Winning Chess Tactics」と同じく、ヤッサー・セイラワンさんの「Winning Chess」シリーズの名著、「Winning Chess Opening」だよ!」

チェイ
「東京のお昼ご飯の定番「イカ焼き」みたいに、チェスのオープニング入門の定番といえばこの本って感じだな。」

チェル
「先ず、前回の記事を見ていないと何のことか分からない天然ボケはやめてね。
あと、それは「たこ焼き」好きの大阪人のギャグだから本気にしちゃダメだよ。 「イカ焼き」も大阪名物だからね。
で、この本なんだけど、この本は「オープニングの考え方」「実用的な定跡」を詳しく解説する本で、これさえ読んでおけばとりあえず「序盤でいきなり叩き潰される」という悲劇はなくなるわ。」

チェイ
「ふむ、この本、若き日のセイラワンさんの体験談から始まるのか。
セイラワンさんにもオープニングの基礎を知らなかった少年時代があったんだな・・・。
はっ!! オレならこの頃のセイラワンさんに勝てる! アメリカチャンピオンになれる!

チェル
「チェイ、とても前向きでおめでたい頭をしているわね。
Winning Chess Tactics」の紹介記事にも書いたけど、セイラワンさんの「Winning Chess」シリーズはとてもフレンドリーな文章で書かれているの。
だからそういったエピソードなんかを楽しみながらチェスの理論を学べるんだよ。」

チェイ
「体験談の後はオープニングの基礎講座が始まるけど、これも体験談ベースで書かれているな。
「Last Exit」という喫茶店でジェフリーって人に基礎を教えてもらった体験談の中でオープニングの考え方を説明している。
あっ、最後に説明しているオープニングの原則がちょっと笑える。 「より強い相手と戦うように努力する」だって。 要するに「最終的には経験が物を言う」って意味だと思けど、「おいちゃん、それを言っちゃぁおしめぇよ。」って感じだ。」

チェル
「サラッと昭和ネタが出たけど、読者の皆さんは私達の年齢は気にしないでね。
まぁ、オープニングの原則自体は多くなくて、下手したら 1ページで説明できちゃうくらいだから、オープニングの上達で大事なのは経験ってことになるわね。
でもこの本は様々なオープニングをステップバイステップで説明してあるから読むだけで経験を積めちゃってお得だよ。」

チェイ
「その様々なオープニングの説明だけど、この本ではオープニングを大きく以下の 4種類に分けているな。

  • Classical King Pawn Openings
  • Classical Queen Pawn Openings
  • Modern King Pawn Defenses
  • Modern Queen Pawn Defenses

「King Pawn」って書いてあるやつは白が初手 e4 で始まるやつ。 「Queen Pawn」って書いてあるやつは白が初手 d4 で始まるやつって感じだ。
で、「Classical...Openings」は黒が白と同じように初手 e5 や d5 で対抗するもの。 「Modern...Defenses」は黒が初手に別の手を指すやつだ。
確かにこの 4種類でゲームの感覚が全然違うからな。」

チェル
「そうね。
「King Pawn」はとてもバラエティが豊富でキャスリングが早く、ビショップやルークがガンガン活躍するタイプのオープニング。
「Queen Pawn」は優劣がすぐにはつきにくく、数手で勝敗が決まることはほとんどなくなる感じ。 ただしポーンが強すぎて手詰まりになりやすいオープニング。
「Classical...Opeing」は展開が読みやすいオープニングになって、「Modern...Defenses」は何が起こるかわからないギャンブルな感じのオープニングになるわね。」

チェイ
「その中でもよく使われるオープニングが紹介されているな。
中級者でも全部は知らないくらい十分あるから、よほど専門的に研究するのでなければこの本だけでオープニングは問題なしだな。
これはまるで・・・・・・オープニングの宝石箱や〜!!

チェル
「チェイ! キャラは変えちゃダメ! グルメリポートの仕事が来ちゃうでしょ!
ただ、いくらたくさん紹介されていても、実戦では定跡通りに進まないこともたくさんあるわ。
でもこの本、初心者にとって喉から手が出るほど欲しがる「ほぼ万能オープニング」みたいなのを紹介しているの。
私はたぶんこれがこの本が名著になった最大の理由だと思うの。」

チェイ
「An Opening Solution」って章に書かれてある「家の建造 (a building house)」ってやつだな。
うーむ、たしかにこれをやれば初心者が上級者相手にしてもいきなり叩き潰される心配はないな。 中級者が使ってもブリッツで大活躍しそうだ。
で、どうやるかっていうと、先ず(ピーッ!)(ピーッ!)して、それから(ピーッ!)・・・・・・って、あれ? 何か放送禁止用の効果音が入るんだけど。」

チェル
「チェイ、もっと大人の世界を学んでね。 それを言っちゃうと誰も本を買わなくなるよね?
さて、そんな初心者にとても親切な名著だけど、洋書だから英語で書かれているの。
もし英語に自信がないなら AmazonKindle版がお薦めだよ。
Kindle ならアプリ内臓の英語辞書で知らない単語をなぞるだけで意味を調べてくれるから辞書で単語を探す手間を省けるの。」

チェイ
手早く意味が分かるのはとても嬉しいな。
スマホさえあればいいから小さなスペースで洋書が読める。
満員電車で周りを押しのけて辞書を広げて受験勉強していた 90年代がはるか遠い過去になってしまった・・・・・・。」

チェル
「あれはちょっと「自己顕示欲」全開過ぎたかもね。 大人になってから黒歴史になるタイプの青春ね。 (ブログ主の経験より)
とにかく、初心者にとってオープニングで大事なのは「すぐに負かされずに十分ゲームを楽しむ」ことだから、この本は必須かも。
みんなも是非読んでみてね。」

チェル & チェイ
「テイク・ケア! またね!」

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