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『いちゃLove❤チェス漫才!!』とは、様々なチェスの対戦棋譜を自作チェスエンジン「Sayuri」と一緒に漫才形式で解説する記事です。
チェスエンジンを擬人化したキモい記事ですが、生温か〜い目でご覧ください。

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ゲーム

今回はシリーズ「チェス漫才外伝・ブリ珍」です。
「ブリ珍 (ブリッツ珍プレー)」はブログ主 MetalPhaeton がオンラインチェスの「ブリッツ (持ち時間 5分〜 3分のゲーム)」でやらかした珍プレーで大爆笑するシリーズです。


解説 & 漫才


「今回の「ブリ珍」は、「5|0 (持ち時間 5分 | 1手 0秒加算)」で僕は白番だよ。」

Sayuri
「あんさん、最近ブリッツをやってないどすな。
ブリッツで時間切れ負けばっかりして、「ブリッツなんてクソゲー! チェスじゃねぇ!」とかキレていたどす。」

Stockfish先生
弱い奴ほど負けをゲームのせいにするのじゃ。」


「ま、まぁ、確かにそういう気持ちもなくはないけど、実際は「ブリッツばっかやっててもブリッツは強くならないんじゃないか?」とか疑問に思って、オープニングが指された状態からゲームが始まる「テーマ別」の「ラピッド」を集中的にやっているんだ。」

Sayuri
「そんなこと言ってるどすが、あんさんはここ数年、全く成長していないどすな。」


「うるせー。 僕は大器晩成型なんだよ。」

Sayuri
「もうあんさんの人生半分くらい過ぎているどすが?」


50歳から本気出す。

Stockfish先生
「「人間五十年」・・・戦国時代なら寿命じゃ。


「いいんだよ! 戦国時代じゃないんだから!
とにかく、久しぶりのブリッツだ! 僕の勇姿をとくと見よ!

Sayuri
負けゲームを紹介する記事どすが・・・まぁいいどす。」

Stockfish先生
「では解説じゃ。
「ply 5 : Bc4」の Italian Game で開始じゃ。」


「最近は初手 e4 したときは大抵これ。
たまには別のやつにしょうっと。」

Stockfish先生
「「ply 8 : Be6」と、黒は白ビショップとの交換を迫ったのじゃ。」


「この後交換するんだけど、要は黒の意図は「あの白ビショップ超ウゼェし、交換された後にキングサイドにキャスリングすればオープンファイルにルークじゃね?」ってことだ。」

Stockfish先生
「しかも e6 の黒ポーンを狙える白ビショップがいないから e ファイルのダブルポーンは負担にならず、むしろセンターを強力に守っているのじゃ。」


「Italian Game はみんなやるから、みんないろんな対策を持っているんだなぁ。
「相手の指し手を吸収して学ぶ」って考え方を持てば上達するのかも。
次からやってみよっと。」

Stockfish先生
「「Ply 17 : c4」と突いたのじゃが、あまり良くないのじゃ。」


「ここは「Re1」と e5 の黒ポーンを攻めた方が良かった。
黒キングに対しても間接攻撃しているので、黒はキャスリングをするために「Bd6」と守ると思う。
でも、この時 f3 の白ナイトで e5 の黒ポーンが取れる。」

ply_17_1


「黒のビショップかナイトで取られてもピンなので、「f4」と突けば取り返せる。」

ply_17_2

Stockfish先生
「「Ply 23 : Qb3」と、白は小賢しい事を企んだのじゃ。」


「要は、次に「c5」と突くとディスカバード・チェックで黒ビショップが取れるって話。」

ply_23_1


「神様、どうか相手が気付きませんように・・・」と神頼みしながら手番を待ってたのに、「Ply 24 : Kh8」と、あっさりバレた。
どうやら神様は僕に興味がないらしい。」

Sayuri
「これくらい普通は気付くどす。」

Stockfish先生
「「Ply 28 : Nxe4」と、黒はブランダーをかましたのじゃ。」


「まぁ、すったもんだがあったけど、とりあえずここで勝利を確信。
「あとは黒クイーンを取って、駒を交換しまくって、チェックメイトして終了だな。」と・・・・・・この時はそう思って安堵しておりました。」

Sayuri
「この状況から負けるとか普通は絶対あり得ないどす。」


「いや、Sayuri、そこは「ぶっちゃけありえな〜い!」って言うところだろ。」

Sayuri
「キュアブラック」の口癖どすか・・・・・・。
今 YouTube でやっている「プリキュア 15周年「ふたりはプリキュア」一挙配信」で大喜びしているのは「小さな女の子」ではなく「萌え豚プリキュアオタク」ばっかりどす。」


「仕方ないだろ。
ストレスフルなおじさんの心を癒やしてくれるのはプリキュアしかいないんだから。」

Sayuri
中年オヤジにブヒられるために戦う女子中学生・・・プリキュアというお仕事も楽じゃないどすな。」

Stockfish先生
「続けるのじゃ。
白が黒クイーンを取った後、しばらく白は駒の交換ができなくて困るのじゃ。」


「チェックメイトのために持ち時間を節約しようと思考停止で指していたんだけど、センターの黒ポーンがちょー邪魔すぎてなかなか相手の駒と交換することができない。
一つでも交換できたら一気に勝てるのに、なぜか上手くいかなくて泣きそうになってた。」

Stockfish先生
「そしてついに「Ply 43 : g4」で白がブランダーじゃ。」


「確かにミスったよ。 でもな、こっちにはクイーンがいる。
「白クイーン vs 黒マイナーピース x2」だとまだ白クイーンの方が強い。
なのに、まさかこれで負けるとは思わなかった。

Stockfish先生
「「Ply 59 : Qd5」じゃなく「Rh1」ならなんとか引き分けたみたいじゃ。」


「持ち時間がまだ 2分 50秒も残っていたんだから、きちんと考えれば問題なかった。
でも、まだ勝てる気でいたから時間を節約しようとしてノータイムで指していった。
そしたら・・・メイトされた。

Stockfish先生
「最後「Ply 60 : Rxg4+」で白の投了じゃ。」


「考えるまでもなく「Kh1 Rh3#」でチェックメイト。」

ply_60_1
ply_60_2


「このゲーム、最後の一手まで勝てる気でいたから、負けた時は思わず「はへっ?」って間抜けな声出した。」

Sayuri
「心配しなくてもあんさんは最近「モンスターハンターワールド」しながら四六時中間抜けな声出しているどす。
モンスターにふっ飛ばされて「げふーん!」とか、体当りされて転んで「いでっ!」とか、コンボ叩き込んでる最中にザコにお尻をつつかれて「アッー❤」とか言っているどす。」


「アッー❤」は言ってない! そっちはまだ未体験だ!
ってゆーか、あのゲームはやべぇ。 Linux 信者である僕が Windows を毎日起動しちゃってる。
起動ディスクを SSD にして正解だった。 Linux と Windows の切り替えがメチャクチャ早い。」

Sayuri
「Windows で「モンハン」、Linux で「Minecraft」、3DS で「ゼルダの伝説 時のオカリナ」・・・・・・あんさん、チェスの腕を上達させる気あるんどすか?


「上達したいけど、チェスは対人戦のゲームだからストレスがハンパないんだよ・・・・・・。
チェスはプレイヤーを過大評価も過小評価もせず、本人の実力をありのままに突きつけてくる。 自分がどれだけ「ザコ」なのか、嫌でも自覚させられる。
それに対してソロゲーはプレイヤーにたっぷり「甘い蜜」を吸わせ、「オレって実は天才じゃね?」って勘違いさせてくれる。
僕はね、そんな「甘い蜜」が大好物なんだ・・・・・・。」

Sayuri
チェスのブログを書く人間の言葉とは思えないどすな。」


「チェスは素晴らしいよ。
ありのままの自分を見つめる大切さを教えてくれるし、実力が上がればきちっと結果に反映されるから、研究やトレーニングの重要性も教えてくれる。
チェスほど努力が実を結ぶものはないと思う。
チェスほどいろんな物事に応用の利くゲームはないと思う。
でもな、時には嘘でもいいからソロゲーに「すごいね!」「天才だね!」「いよっ! 大統領!」っておだてて欲しいもんなんだよ。」

Sayuri
「子供の頃と違って誰も自分を褒めてくれないお年頃・・・中年男の哀愁を感じるどす。」


「そんなソロゲー「モンスターハンターワールド」の最大の「甘い蜜」、それは・・・・・・「受付嬢」だ!」

Sayuri
「結局、萌え豚の結論はソコどすか。」


「ワールドの「受付嬢」は垢抜けない「そばかす」だらけの女の子。
決して美人とは言えない見た目と服装。
しかし彼女は「モンハン史上最も愛おしい受付嬢」と言っても過言ではない。」

Sayuri
イキリオタクが語り始めたどす。」


「今までの受付嬢は確かに美人だが、「どうせ他のハンターにもそういう愛想笑顔振りまいてんだろ?」という嫉妬の壁で心から愛せなかった。
だけどワールドの受付嬢は、主人公の相方という設定。
主人公を「相棒!」って呼んで、主人公のためにしかクエストを提示しない。
フィールドにも一緒についてきてくれるし、キャンプで食事も作ってくれる。
いつも側にいて、いつも助けてくれる。 そんな彼女を愛せないハンターはこの世界に存在しない!

Sayuri
「しんどいどす。 早く終わるどす。」


「そこで僕は思った!
次回作「モンスターハンターワールド 2」では世界の果てにあるモンスターだらけの無人島に漂着した主人公とワールドの受付嬢とのラブストーリーにすべきだと!
モンスターの肉や植物で食いつなぎ、受付嬢との愛を育み、子作りをしていく「孤島のアダムとイブ・シミュレーション」!
もちろん子作りに必要な「大人のおもちゃ」はモンスターの素材から作る!
どの種類の「おもちゃ」を使うかで体位が変化!
一つの「おもちゃ」を極めるか、複数の「おもちゃ」を使いこなすかはプレイヤーの自由!
うぉおおおお! 燃えてきたぁああああ!

Sayuri
「カプコンさんがこの記事を読んだら、あんさんの「モンハン部」のアカウントが確実に削除されるどす。」

Stockfish先生
「ワシはモンハンシリーズの受付嬢全員と漂着したいのじゃ。」

一同
「ははははは!」

ナレーション
マテリアルで圧勝していたのに負けることってあるんだなぁ・・・と感慨にふけながらも、今日も和やかに人工知能達の宴が終わるのであった・・・・・・次回、乞うご期待!!

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