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「チェスどきどき戦術入門」とはルールを覚えたての初心者に「戦術(タクティクス)」を簡単に紹介する入門教室です。

第2回のテーマは・・・

です。

ピン

「ピン」とは、一列に並んだ 2つの駒を「ビショップ」「ルーク」「クイーン」で串刺しにし、手前の駒を動けなくする技です。
仕組みは、「奥の駒がとても価値が高く、手前の駒を動かすと奥の駒が取られてしまう」という状況を作ることで手前の駒の動きを止めます。

pin

オープニングでよくある「ピン」

オープニングでよく使われる便利な「ピン」を紹介します。

下図のようにビショップを高く上げ、相手のナイトをクイーンやキングにピンすることで相手のナイトのセンターに対する攻撃を無効化します。

bishop_pin

攻撃に見えて・・・実は「ピン」

一見ただの攻撃に見えて実は「ピン」だった・・・なんてのもあります。
下の一連の図は実戦でよくあるパターンで、これを見抜くことができれば初心者卒業です。

rook_pin_1
rook_pin_2

スキュア

「スキュア」とは、一列に並んだ 2つの駒を「ビショップ」「ルーク」「クイーン」で串刺しにし、奥の駒を取る技です。
仕組みは、「手前の駒がとても価値が高く逃げざるを得ない」という状況を作ることで奥の駒を確実に取れるようにします。

skewer

こういう「スキュア」に要注意!

実際のゲームで特に注意が必要なのは、ビショップによる「2つのルーク」や「クイーンとルーク」に対するスキュアです。
自分のルークやクイーンが斜め一列に並んでいた場合、相手のビショップを警戒して下さい。

bishop_skewer_1
bishop_skewer_2

まとめ

今回は「串刺し系」の技を紹介しました。

「ピン」「スキュア」のパターンを覚えておけば、頭の中で手順を組み立てるときに「こうすればピンになるので、相手はこう動く・・・」とか「こうなると相手にスキュアされるからここには置けない・・・」などの指し手のヒントとして使えます。

「ピン」「スキュア」を使いこなせばチェスの腕が一気に跳ね上がるので、是非ともマスターしてみて下さい。。

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