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「タイムプレッシャー」は集中力を極限まで高める・・・。

それならば! ってことで「タイムプレッシャー」を用いた「チェスの超思考力トレーニング法」を考えてみました。

サクッとやり方説明

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(その 1) 以下のものを用意します。

  • チェスセット (おもちゃのやつで OK。)
  • ストップウォッチ (100円のやつで OK。)

(その 2) 白番視点でやるか、黒番視点でやるかを決めてボードと駒をセットします。

(その 3) ストップウォッチで時間を測りながら、 「1手 30秒以内」を目安に思考し、交互に指していきます。

制限時間は「絶対厳守!」ではなく、「制限時間内に指せれば素敵だね♪」という感じで OK。
超えてしまっても「長考したんだなぁ」程度で気にしないで下さい。。

制限時間でタイムプレッシャー

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長すぎず短すぎない制限時間は軽いタイムプレッシャーとなり集中力を高めてくれます。

さらに制限時間は「思考し過ぎによる疲労」を大きく軽減してくれます。
時間制限のないコンピュータ戦でゲームの途中で疲れてやめてしまうってことはありませんか? それがなくなります。

さらにさらに制限時間は「部分強化」という心理効果が現れるので、続ければ続けるほどハマっていきます。
(「部分強化」とは、行動に対する報酬を毎回ではなく時々与えることによる学習のこと。)
「制限時間内に指せた」という「成功体験」と「制限時間を超えた」という「失敗体験」をランダムで経験することで、続けるほど中毒性が増すって寸法です。

いつも「自分らしくない手」を指そう!

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この方法はいつも「自分 vs 自分」なので、「自分が納得できる手」ばかりさすと同じような手順ばかりになり、そのうちほとんど考えなくなっていきます。

なので常に脳ミソをフル回転させるため、いつも「自分らしくない手」を指すように心がけ、自ら見たこともない局面に挑戦していくといいと思います。

さらに追加効果として、「自分らしくない手」が「自分の手」になり、戦術パターンのレパートリーがガンガン増えていくと思います。

最後に次の準備をしておく

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この手のトレーニングは「習慣化」が必要なのですが、日が経つとだんだん「超面倒臭いんですけどー」となってやらなくなっていきます。

習慣化のコツは「次の日の準備を最後にやっておく」ということです。

次の日に黒番視点でやりたいなら、トレーニング終了後、黒を手前にしてボードをセットし、ボードの真ん中にストップウォッチをおいておくのです。
そうすると次の日にそのボードが目に入った時に「ちょっくらトレーニングでもやっておこうかな」と「やる気」が湧きます。


最後に

「長すぎず短すぎない制限時間」による軽いタイムプレッシャーは、チェスだけでなく仕事や勉強、趣味などにも応用できると思います。

チェスの様々な側面を日常生活に役立ててみてはいかがでしょうか。